理事長所信

(2009年(平成21年)12月就任時)

【はじめに】

社会福祉法人あかね会は、平成9年茨城県より認可をもらい産声を上げました。翌平成10年には、ケアハウスマイホーム五浦が完成・開設し、つづいて通所介護事業所デイサービスあかね園開業。平成12年、居宅支援事業所あかね・訪問看護事業所てんしんが開業。平成15年、訪問介護事業所ヘルパーステーションあかね開業。平成18年、認知症対応通所介護事業所スマイルあかね開業。

各事業所の開業・運営に際しては、各方面の方々や地域の皆さんにご支援・ご協力をいただきましたことを、改めまして感謝し敬意を表したいと存じます。

社会福祉法人あかね会

理事長 荒川 透


【介護保険法施行の背景とあかね会】

老人福祉法の財政の破綻。医療分野を切り離して老人保健法を制定したものの、これも破綻しました。そこで高齢者福祉を扱うシステムが必要となり平成9年介護保険法が登場しました。それ以外に社会的入院等の増加を背景に、その対処法として必要とされた経緯もありました。当あかね会はそれが施行される以前に認可され、計画が進行していきました。

【社会福祉法人としての使命】

高齢者福祉に特化した当法人の目的が、利用者の皆様へのサービス提供の充実と、家族や地域の皆様への安心の提供であることは申すまでもございません。常にサービス水準の向上へ努めつつ、適切な情報公開を維持いたします。  そして、地域福祉の拠点として、自らの組織のことだけではなく、地域全体の福祉サービスの向上に寄与することこそが、社会福祉法人に求められる公益性であると認識し、地域の皆様との絆を深め、積極的なコミュニケーションを活性化し、北茨城地域の福祉資源の効率化、サービスの向上に寄与する姿勢を推進いたします。

【組織改革・意識改革】

開業以来、当あかね会は様々な困難を経験してまいりました。常に利用者様を第一と考え、その困難を克服してまいりました。世情は刻一刻と変化しています。その変化に臨機応変に、最善の対応が求められます。そのためには組織の改革とスタッフの意識改革を、怠ってはなりません。あかね会としてのリスクマネージメントの確立とスタッフの意識改革・スキルアップを図ります。

【感謝と思いやり】

感謝と思いやりの気持ちは、福祉人としてだけではなく地域社会の一員として、大切なそして必要不可欠な心構えです。私たちは、利用者様はもちろん、地域の方々や同僚に対しても、この気持ちを忘れず持ち続けなければならないと感じます。

【新たな出発(はじまり)】

今まであかね会は、会としての考えや指針を、ご利用者・スタッフや地域住民へ明確に示すことはありませんでした。理事長がコミットメント(宣言)することにより、それに対して責任が生じより実現性が高くなります。理事長が変わると言うことは、当会が新たに生まれ変わることに等しい考えます。理事・スタッフの皆様には、新たな出発(はじまり)と捉え気持ちも新たにご尽力願います。

【終わりに】

社会福祉法人あかね会に携わる全ての方々に感謝と思いやりの気持ちを心がけ、理事長職を全うしていく所存です。私ひとりでは何もできないし、出発(はじまり)ません。どうぞ皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げ、理事長所信とかえさせていただきます。